コンスタンティン・チェルネンコKonstantin Ustinovich Chernenko

コンスタンティン・ウスチーノヴィチ・チェルネンコ（ロシア語: Константи́н Усти́нович Черне́нко, ラテン文字転写: Konstantin Ustinovich Chernenko ロシア語発音: [kənstɐnˈtʲin ʊˈsʲtʲinəvʲɪtɕ tɕɪrˈnʲenkə]; ウクライナ語: Костянтин Устинович Черненко, ラテン文字転写: Kostiantyn Ustynovych Chernenko、1911年9月24日 - 1985年3月10日）は、ソビエト連邦の政治家。
ソ連共産党中央委員会書記長（第5代）及びソ連最高会議幹部会議長（第9代）を務め（いずれも1984年 - 1985年）、1年余りに渡って同国の最高指導者であった。
一方でそれらへの就任当初より健康問題が取り沙汰されており、最高指導者になって1年という短期間で死去し、より若いミハイル・ゴルバチョフが後継者となることになる。
生い立ちから権力の掌握まで= 生い立ち= 1911年9月24日、ロシア帝国のシベリア・クラスノヤルスクのノヴォショーロヴォ地区ボリシャヤ・テシ村にて生まれる。
祖先はシベリア送りにされたウクライナ人であった。
チェルネンコは貧農の出身であり、父親は鉱山で働き、母親は農作業に従事していた。
チェルネンコ自身は、幼少時には富農（クラーク）に雇われて働いた。
1929年にコムソモールに入り、同年、ノヴォショーロヴォ地区宣伝・煽動部長となる。
翌1930年、軍に志願し、ソ連と中華民国の間の国境警備隊に配属される。
共産党= 1931年にソビエト連邦共産党に入党し、軍を除隊し ……