田中慎弥たなかしんや
作家[日本]
1972年 11月29日 生 (満52歳)
田中 慎弥(たなか しんや、1972年〈昭和47年〉11月29日 - )は、日本の小説家。
2005年に「冷たい水の羊」で第37回新潮新人賞を受賞後、いくつかの文学賞受賞を経て、2012年に「共喰い」で第146回芥川龍之介賞を受賞。
来歴=
生い立ち=
山口県下関市出身。
4歳の頃、父親は休みの日に草野球をやっていて倒れて心不全で急死し、それからは母親と母方の祖父の3人で暮らす。
家は母親が勤めていた会社の社宅で、母親の会社からの収入と、戦争に行っていた祖父の恩給・年金で生計を立てた。
中学生頃から、父親の遺した蔵書に親しみ、司馬遼太郎や松本清張の作品を愛読する。
また、母親に買ってもらった文学全集も好んで読み、特に川端康成、谷崎潤一郎、三島由紀夫の作品を愛読した。
その後、山口県立下関中央工業高等学校に進学した。
高等学校を卒業後、大学を受験するも不合格となる。
それ以来、アルバイトも含め一切の職業を経験せずに過ごした。
有り余る時間の中で本を読んで過ごし、特に『源氏物語』は原文を2回、現代語訳を3回の計5回にわたって通読した。
作家として=
20歳の頃より小説を書き始め、執筆に10年をかけた「冷たい水の羊」で2005年(平成17年)、第37回新潮新人賞を受賞し、デビューを果たした(応募時のペンネームは田中厚)。
2007年(平成19年)、「図書準備室」で第136回芥川龍之介賞候補となった。
2008年(平成20年)にも「切れた鎖」で第138回芥川賞候補と ……
田中慎弥さんが誕生してから、52年と255日が経過しました。(19248日)