遅塚忠躬ちづかただみ
歴史学者・西洋史[日本]
1932年 10月17日 生
2010年 11月13日 死去骨髄異形成症候群享年79歳
遅塚 忠躬(ちづか ただみ、1932年10月17日 - 2010年11月13日)は、日本の歴史家。
フランス近代史、とくにフランス革命研究の分野で多くの業績を残した。
北海道大学助教授、東京大学教授などを歴任。
代表的な業績に『ロベスピエールとドリヴィエ』(1986)や『史学概論』(2010)など。
概要=
1932年(昭和7年)、東京都生まれ。
高校時代にアナトール・フランス『神々は乾く』を手にしたことからフランス革命への関心を深めたという。
東京大学文学部西洋史学科に進学し、当時フランス史を講じていた高橋幸八郎の薫陶を受ける。
卒業後にフランス政府給費留学生として渡仏。
1956年から61年にかけて、大部なフランス通史を著したアーネスト・ラブルース[英語版] や、地域史・農民生活に関心を寄せていたジャン・ムーヴレ [英語版] といった歴史家の活動に触発され、アンシャン・レジーム期におけるノルマンディー地方の土地所有形態について研究を開始した。
このときの遅塚の手法は各地に点在する文書館を自らオートバイで回って古文書を発掘・解読するというもので、生活費の窮迫からしばしば地方役場に寝泊まりすることもあったという。
この調査結果を革命前期〜革命期(1734-1793)における農民生活と革命史の研究にまとめて学位を取得した。
帰国後は北海道大学准教授、東京都立大学教授などを歴任しながら、渡仏しての古文書調査を継続する。
同学年・同窓だったフランス史家 ……
遅塚忠躬さんが誕生してから、92年と298日が経過しました。(33901日)
亡くなってから、14年と271日が経ちました。(5385日)
28516日間 生きました。